
この記事は、青山学院幼稚園・東洋英和幼稚園・枝光会附属幼稚園を2🌸の経験者が書きましたので、お役に立てると思います。
この記事を読むと、「なぜ幼稚園受験がおすすめなのか」がわかります。
幼稚園受験を検討されている方の中には、
「もしうまくいかなくても、小学校受験で挽回すればいい」と、楽観的に考えている方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、当然ながら小学校受験も一筋縄ではいきません。
🤔「幼稚園受験と小学校受験は、どっちが簡単なの?」
🤔「幼い子に勉強させるなんて、かわいそうでは?」
🤔「附属園に入るメリットは本当にあるの?」

この記事を読んで、幼稚園受験がおすすめな理由を知りましょう!
倍率から見る幼稚園受験と小学校受験の違い
2025年度入試(2024年秋実施)の倍率を比較すると、
一般的に幼稚園受験の方が倍率が低い傾向にあります。
| 学校名 | 幼稚園 志願者倍率 | 小学校 志願者倍率 |
| 青山学院 | 4.9 | 6.9 |
| 白百合 | (3保)7.7 / (2保)4.1 | 非公表 |
| 東洋英和 | 6.5 | 12.8 |
| 日本女子大学附属豊明 | 2.3 | 5.5 |
| 学習院 | 3.7 | 9.0 |
白百合学園小学校の倍率は非公表ですが、基本的に幼稚園受験の方が倍率が低くなっております。
幼稚園受験の方が倍率が低くなる理由として、下記のことが考えられます。
・早慶などの附属校は小学校からしかないため、幼稚園では別の受験用の幼稚園を選ぶ方が多い
・中学受験の過熱によって、小学校受験を希望する人が増えてきている
・共働きの方などは、附属幼稚園よりも保育園を選ぶケースが多い

倍率の観点からも、幼稚園受験はチャンスが多いです!
準備期間から見る幼稚園受験と小学校受験の違い
一般的に、受験準備を始める時期は以下の通りです。
・幼稚園受験:おおむね 1年間
・小学校受験:2年間(年小の秋ごろから)
・中学受験:3年間(小学4年から)
短期間で結果が出るという意味でも、幼稚園受験は取り組みやすいです。
また、英語教育に力を入れたいご家庭にも幼稚園受験はおすすめです。
小学校受験や中学受験では、年長・6年時に受験に専念するため、英語や習い事を一時中断するケースが多くなります。
一方で幼稚園受験後は、受験を終えたあともそのまま英語や習い事を続けられます。
準備期間とお子さんのペースを考慮すると、幼稚園受験は負担が少なく効率的です。

幼稚園受験で、附属園に行ければ、そのあとは伸び伸びお子さんを育てることができます!
求められるスキル・内容から見る幼稚園受験と小学校受験の違い
幼稚園受験で求められるのは、
・先生との受け答え
・指示の理解
・お友だちと仲良く過ごせるか
といった、基本的な生活習慣と社会性です。
そのため、家庭の教育方針によっては、幼児教室に通わず合格されるケースもあります。

もちろん、お子さんのタイプにもよりますので、一概に幼児教室は必要ないと考えるのは早計ですが・・・
印象としては、半年後にはできるであろうことを、幼児教室で練習して、受験までに習得するイメージでした!
一方、小学校受験は、平日朝6時に起きて体操したり、電車の中でペーパー対策したり、夜には工作の練習をしたりと、やるべきことがたくさんあります。
ご家庭によっては、ペーパーを1日10枚以上こなしているご家庭もあります。
さらに、中学受験になると、毎日のように塾に行き、土日も塾で、6時起きの23時就寝というご家庭もございます。
もちろん、本人が意欲的にやっていればよいですが、いろいろなものをガマンして、勉強に打ち込み、第一志望に合格するのは、約10%という現実・・・
学習負担は相当大きくなります。

幼稚園受験はお子さんに無理をさせず、家庭中心で取り組める受験といえます!
幼稚園受験の経験は小学校受験にも活かせる
幼稚園受験を経験しておくと、小学校受験にも大いに役立ちます。
もちろん、お子さんの考査や長所・短所など、年齢と共に成長することを、そのまま活かすことは難しいですが、ご家庭の教育方針や志望校の研究の方法は、幼稚園・小学校ともに似ているため、経験が活かせる部分が多いです。
特に附属幼稚園の場合は、その先の小学校まで見据えて、学校を調べるご家庭がほとんどです。

幼稚園よりも、小学校のカリキュラムや理念の方が、学校ごとの違いが分かりやすいと思います!
また、幼稚園受験を経験しておくことで、
万が一ご縁をいただけなかったとしても、小学校受験で「リベンジ」する際に、経験値として大きな強みになります。

小学校受験の面接で「なぜ幼稚園受験をしなかったのか」と質問されるケースもありますので、「試しに幼稚園も受けてみる」ことには大きな意義があります!
私立幼稚園の学費の考え方
幼稚園受験のデメリットとして、よく挙げられるのが学費の高さです。
確かに、私立幼稚園の学費は、区立幼稚園や保育園と比べるとかなり高額になります。
ただ、よく考えてみると、小学校受験や中学受験でも相応の費用がかかるのが現実です。
一般的な目安として、下記の費用が必要といわれています。
・小学校受験では 100万円〜200万円程度(幼児教室の月謝・講習費など)
・中学受験では 150万円〜300万円程度(塾代・夏期講習費など)
そのため、私立幼稚園の学費だけを見て「高い」と感じても、後々にかかる教育費全体を考えれば、特別に高いとは言い切れない部分もあります。
むしろ、幼い時期に附属幼稚園に進むことで、その後の受験準備を軽減できたり、安定した教育環境を得られるという長期的なメリットもあります。

小学校受験も中学受験も、お金をかけたら第一希望に受かるわけではないのがつらい所ですね・・・
そう考えると、早い段階で進路を決められる幼稚園受験は、費用面でも「先行投資」として考える価値があるかもしれませんね!
【幼稚園受験のすすめ】まとめ
倍率・準備期間・スキル・経験・学費の5つの観点から比較すると、幼稚園受験には多くのメリットがあります。
もちろん、お子さんの性格やご家庭の方針によっては、小学校受験の方が合う場合もあります。
お子さんの成長も見極めながら、ぜひ幼稚園受験にチャレンジしてください。

「少し気になるな」と思ったら、まずは情報収集から始めてみてください!
その一歩が、きっとご家庭にとってかけがえのない時間になるはずです!


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