この記事は、青山学院幼稚園・東洋英和幼稚園・枝光会附属幼稚園を2🌸の経験者が書きましたので、お役に立てると思います。
この記事を読めば、身上書(しんじょうしょ)の意味や書く内容がわかります。
実際に書いたからこそわかる、身上書の疑問点などもお伝えします。
🤔「縁故がなく身上書を書く機会はないな…」という方も、身上書を書いておくと願書などの下準備になりますので、ぜひ書いてみてください!
この記事がおすすめな人
・身上書の意味を知りたい人
・身上書で書く内容を知りたい人
・身上書の書くコツを知りたい人
身上書の意味や書く内容、書くコツを知りたい人も多いと思います。
🤔「身上書って何?」
🤔「身上書は何を書いたら良いのかしら?」
🤔「好印象の身上書ってどんなのだろう?」
大学までエスカレーター式で進学できるのが幼稚園受験です。
そのため、幼稚園受験に向けてしっかり準備したいと思っていることでしょう。
この記事を読んで、身上書をしっかり準備しましょう!
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身上書(しんじょうしょ)とは?
身上書とは、家族やお子さんの情報を、事前に幼稚園や小学校にお伝えするためのお手紙です。
願書とは異なり、身上書は文字数に縛られずに、内容も自由に書けます。
願書や面接の前に、身上書を通して、事前に家族の背景やお子さんの性格をお伝えすることができます。
ただ、幼稚園や小学校に直接持って行っても受け取ってもらうことはできず、その幼稚園や小学校に関係のある親族や知り合いを通して、身上書をお渡しすることになります。
※両親がその幼稚園や小学校の卒業生だった場合、先生から身上書を提出するようにお伝えされるケースもあるそうです。
親族に卒業生・在園生・在校生などの関係者がいなくても、仲の良い知り合いが関係者で、幼稚園や小学校につなげてくださる場合もありますので、身上書は準備しておいた方が安心です。
身上書は何を用意したらよいの?
身上書は、鳩居堂の「鳩居堂箋 Q315」がおすすめです。
「鳩居堂箋 Q315」がおすすめの理由は、ずばり定番だからです。
幼稚園受験や小学校受験は、ご両親のマナーや育ちも重視されます。
そのため、身上書も奇抜なものや特徴あるものではなく、定番で落ち着いたものを選ぶのがベストです。
身上書を書くなら、鳩居堂の「鳩居堂箋 Q315」にしておけば間違いなしです!
身上書はどうやって書いたら良いの?
鳩居堂の「鳩居堂箋 Q315」のベースにお話しします。
※鳩居堂の「鳩居堂箋 Q315」の中には書き方の見本もありますので、ご参考にしてください。
1,用紙は横長にして、縦書きで記載する
こちらは「鳩居堂箋 Q315」に入っている見本ですが、こちらのように用紙を横長にして縦書きで記載してください。
2,手書きで書く
受験の願書と同じく、身上書も手書きで書きます。
手書きで書くと、その文字から書き手の人柄や雰囲気が、不思議と伝わってくるものです。
身上書を書くときは、焦らず、落ち着いて、丁寧に、相手が読みやすい文字を意識しましょう。
間違っても急いでやっつけで書くことがないように、注意してください!
3,書くものはボールペンでOK
記載はボールペンで大丈夫です。
丁寧な方は万年筆などで書いたりするそうですが、ボールペンで問題ございません。
ただし、フリクションなどの消えるボールペンはNGですので、注意してください。
同じボールペンでも、用紙によっては書きにくかったり、かすれてしまうこともありますので、ボールペンは何種類か用意しておいて、試し書きをしてから清書するのがおすすめです。
4,鉛筆で下書きをする
「鳩居堂箋 Q315」は白紙の用紙ですので、フリーハンドで書くと、文字が曲がってしまったり、バランスが悪くなってしまいます。
ボールペンで清書する前に、鉛筆で軽く、定規で線を引いたり、下書きをするようにしましょう。
5,PCでWordを使って準備する
下書きのために、Wordを使うことをおすすめします。
Wordを使うと、文章の構成や修正が楽に行えますし、行間や文字数の調整もしやすいです。
ただし、「鳩居堂箋 Q315」の用紙のサイズは縦17.5cm×横24.3cmで、B5サイズ(縦18.2cm×横25.7cm)よりもひと回り小さいので注意してください。
身上書に書く内容について
身上書の目的は、幼稚園や小学校に向けて家族の背景やお子さんの性格、志望理由などをお伝えすることです。
文字数や書く内容は自由ですので、思いのたけを丁寧に書いたら良いです。
ただし、常識のある範囲で、長すぎたり、くどくどしないように注意しましょう。
実際に書いた項目や内容を紹介しますが、もちろん項目を増やしたり、削ったりしても問題ありませんので、参考にしてください。
【1枚目】受験者本人について(「鳩居堂箋 Q315」の見本通り)
・氏名(漢字とふりがな)
・生年月日
・本籍
・現住所
・電話番号(電話番号の後ろに(母)と付けました)
・現在通っている幼児教室
数字は漢数字で書いて、住所などは「-」(ハイフン)で略さずに、○丁目○番○号と記載しました。
電話番号は、携帯電話で大丈夫です(わざわざ固定電話を引いたりしなくて大丈夫です)
住所は、住民票に記載されている正式な住所を記載してください!
【2枚目/3枚目】家族の情報(父親/母親)
・氏名(漢字のみ)
・生年月日と年齢
・学歴
※ご両親が卒業生の場合は、その幼稚園や小学校から学歴を記載してください。
特に卒業生でなければ、高校卒業から記載したらよいです。
・職業
※勤務先か専業主婦と記載してください。
・資格など
※アピールできることがありましたら、積極的に記載しておいた方が良いかと思います。
・祖父母
※祖父母が卒業生や関係者の場合や、同居している場合は、記載したら良いかと思いますが、記載しなくても問題ありませんでした。
【4枚目】本人自己紹介
「○○は・・・」という書き出しで書き始めると、お子さんの紹介をしやすいかと思います。
1,コツは願書の書き方とかぶりますが、わかりやすい具体例を出すことです。
抽象的な言葉の羅列では印象に残りにくいですし、具体例を挙げてお子さんのリアルな様子が思い描ける内容が理想的です。
活発な子 ⇒ 公園で走り回って遊ぶ子
積極的な子 ⇒ 自ら自分の靴を履く子
好奇心旺盛 ⇒ 新しいものに興味を持ち、触ったり調べたりする
2,ネガティブな表現は避けて、できるだけポジティブな言い回しを意識しましょう。
頑固・わがまま ⇒ 自分の意見を持っている
落ち着きがない ⇒ 元気がある
引っ込み思案 ⇒ よく考えている
騒がしい ⇒ 活気がある
3,長所だけではなく、必要に応じて短所も書いておきましょう。
短所を書く一番の理由は、面接や考査の時に、その短所がでてしまうかもしれないからです。
特に、場所見知りや人見知りが強いお子さんは、面接や考査で親から離れられなかったり、泣いてしまうかもしれません。
そのような場面を想定して、短所も書いておいた方が良いです。
ただし、短所を書く場合には、その短所に対して親がどのようにフォローしているかも併せて書くようにしてください。
4,14行から16行ぐらいを目安に書いたら良いと思います。
文字が小さすぎると、読みにくいので、読みやすい大きさで書きましょう。
ただ、あまりにも文字数が少ないと、「志望度が高くないのかな・・・」と思われてしまいますので、しっかり書きましょう。
【5枚目】志望理由
志望する幼稚園や小学校に対する熱意を書いてください。
本人紹介と同じく、14行から16行が目安です。
親族や知り合いに卒業生や在園生・在校生がいる場合は、そのことに触れても良いかと思います。
また、志望理由を書く場合も、抽象的な表現多用するのではなく、具体的な表現を意識してください。
HPに載っている表現をそのまま羅列するよりは、ご両親の経験を絡めて、幼稚園・小学校の教育方針に感銘を受けた旨を記載するのが良いと思います。
※面接や願書でも注意なのですが、「共感した」という表現は、人によっては上からの表現ととらえる方もいらっしゃるので、「「共感した」」よりは「感銘を受けた」の方が印象は良いです。
まとめ
身上書は、幼稚園や小学校に向けて、家族やお子さんの詳細な情報をお伝えするお手紙です。
もし身上書を渡せるのなら、面接や願書以外で学校と関係を築ける重要な役割を果たします。
※もし身上書を渡せなくても、身上書を準備することで願書や面接の下準備となります。
また、内容は具体的に書いたり、短所を言い換えたり、さまざま気を付けるべきポイントがあります。
ぜひ、より良い身上書を作ってください!
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