【薬剤師が教える】授乳とお薬について | 体からなくなる時間

【おくすり相談】
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授乳しているときに、お薬を飲むのはためらってしまいますよね・・・

「母乳にお薬が移行するんじゃないか・・・」
「授乳中に飲んで良いお薬があるのか・・・」
「お薬を飲んだ後に、どれぐらい時間が経てば、授乳できるのか・・・」
「どのタイミングで、授乳したら良いのだろうか・・・」

そのような疑問に答えていきたいと思います!
※受診するときには、必ず「授乳していること」をお医者さんにお伝えてください。


授乳とお薬について

お薬がどの程度母乳に移行するかは、お薬によって様々です。
母乳に移行しやすいお薬もあれば、母乳にほとんど移行しないお薬もあります。

どのお薬が母乳に移行しやすいかは、「母乳とくすりハンドブック」で確認できます。

http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf


お薬が体からなくなる時間

お薬が体からなくなるのは、半減期の5-7倍と言われています。
※半減期とは、お薬の血中濃度が半分になるまでの時間です。

お薬の半減期は、お薬によって変わりますので、お薬を出してくれた薬剤師の方に確認してください。


授乳するタイミング

お薬を飲んでいる時は、粉ミルクに頼るのも手ですが、完全母乳の方などは、お薬を飲んでいても母乳をあげたいですよね。

その場合、母乳をあげた直後に、お薬を飲むのがお勧めです。
※お薬を飲む直前が、いちばん血中濃度が低くなりますので

※風邪薬などは、食事のタイミング関係なく飲んで大丈夫ですので、母乳のタイミングに合わせて大丈夫です。


体調がよくなった後のお薬

風邪などでお薬をもらった場合、体調がよくなりましたら、お薬は飲まなくても問題ありません。

抗生物質は、飲み切ってほしいですが、授乳を優先させたい場合は、体調がよくなり次第、服用を中止しても問題ありません。


まとめ

授乳期間にお薬を飲むことになると、不安なことも多いかと思います。

お薬を飲んで、自分自身の変化はわかりやすいですが、小さな赤ちゃんだと体調変化がわからないので、不安が尽きないですよね・・・・

このサイトが、あなたの役に立つことを願いつつ・・・


当ブログでは一般的な方を想定としてお薬の説明となっております。
特定の合併症・既往歴がある場合、妊婦・授乳婦の場合、その旨を担当の医師もしくは薬剤師に伝えてください。
万が一、お薬を服用して体調が悪くなった場合は、担当の医師もしくは薬剤師に相談してください。

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