はじめに
年金制度問題や老後2000万円問題など、退職後の資産がクローズアップされることが多くなってきました。
「投資形成」を検索すると、「株式制度」「投資」などがヒットします。
株や投資の話をすると、
「投資とか、株式っていうと、リスクがあるんじゃないの?」
「なんか怖いイメージがあるんだけど・・・」
「だまされるんじゃないの?」
「すでにお金を持っている人が投資とかをするんでしょ?」
というように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もそのようなイメージを持っていましたが、興味があって勉強したところ、上手に運用すれば、資産を管理できるということがわかりました!
なので、株式や投資での資産形成を紹介していきたいと思います。
この記事では、「株価の見方」を紹介します。
株価の見方
ローソク足の見方
ローソク足は、「始値」「安値」「高値」「終値」の4つから構成され、相場の勢いが一目でわかります。
上側の線(上ひげ)は高値を示し、下側の線(下ひげ)は安値を示しています。
始値より終値が上がったときは「陽線」(ボックスの中が白)で、始値より終値が下がったときは「陰線」(ボックスの中が黒)になります。
株価が上がっているときは、陽線が多くなり、株価が下がっているときは、陰線が多くなる。
ローソク足は、1日の動きを示す日足(ひあし)チャート、1週間の動きを示す週足(しゅうあし)チャート、1ヵ月の動きを示す月足(つきあし)チャートなどがあります。
移動平均線の見方
移動平均線は、過去の「ある一定期間」の株価の「終値」の平均値を日々算出し、折れ線グラフ化したものです。
株式市場のトレンドをつかむのに優れている点が特長になります。
移動平均線は、短期・中期・長期の移動平均線があります。
移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドと判断できます。
ローソク足と移動平均線の位置関係も大切になります。
ローソク足が、移動平均線の下にあるのは、下落しているときで、移動平均線の上にあるのは、上昇しているときです。
また、短期・中期・長期の移動平均線が、3本とも同じ向きだと強いトレンドと判断できます。
市場全体のモノサシ
株を売買をするときの参考になる指標として、「TOPIX」と「日経平均株価」があります。
東証一部の全上場会社での時価総額の指数です。(加重平均)
1968年1月4日を100.00としたときの値になっています。
東証一部の代表的な225社での株価の平均です。(単純平均)
1949年5月16日の始値を176円21銭として、本日時点の平均株価になっています。
業績・株価に影響を与える経済事象
株価に影響を与えるのは、会社自体の業績要因がありますが、市場全体や経済事象の要因もあります。
業績・株価に影響を与える経済事象として、代表的なものに9つあります。
- 景気
- 金利
- 為替
- 資源価格
- 天気
- 海外投資家
- 経済政策
- 政治情勢
- 投資家心理
天気も株価に影響を与えているのが驚きですよね!
「晴れの日は株価が上がりやすい」事が、論文で実証されています。
わかりやすく「景気」と「株価」の関係を伝えると、
「景気が良くなる」と「生産・消費が増える」ので、「売上・利益が増え」ていきます。
「売上・利益が増える」と、株価が上昇します。
その逆もあります。
※「利益が上がる」と「株価が上がる」は、イコールでつながらないので注意してください。
好景気・不景気の終わりには、景気の回復期待で株価が高くなることや、景気の後退観測から株価が安くなることがあります。
これは、株価が景気の”結果”ではなく、”予測”の段階で動くので、景気の変わり目に株価が動くことが多いです。
そのため、景気の転換点を早い時期にとらえることが、株式投資において重要なカギになります。(それが難しいのですが・・・)
景気関連指標
株価の参考になる景気関連指標は、代表的なもので下記の6つがあります。
- 国内総生産(GDP)
- 月例経済報告
- 景気動向指数
- 景気ウォッチャー調査
- 日銀短観
- 米国雇用統計
■国内総生産(GDP)
GDPの変化率(経済成長率)が、3か月ごとに発表されます。
■月例経済報告
景気に関する政府の公式見解が毎月発表されます。
■景気動向指数
景気に関する総合指数を毎月発表されます。
■景気ウォッチャー調査
景気の実感に近いものを毎月発表されます。
■日銀短観
全国企業短期経済観測調査の結果が3か月ごとに発表されます。
■米国雇用統計
米国経済の動向を示すもので毎月発表されています。
※サイトは英語ですが、日本語で検索するとまとめサイトなどがあります。
これらを参考に株価を予測します。
まとめ
株価の見方や経済指標について、まとめています。
知っている指標もあれば、知らなかった指標もあるのではないのでしょうか。
さまざまな指標がありますので、ぜひ一度見てみてください!
次回は、「株価のリスクとリターン」を記事にしようと思います!
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