この記事を読めば、『コーヒーの戦略』が語れます。
『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』がおすすめな人
あなたは商品が売れないとき、なにを考えますか?
「誰に売ったら良いのかな?」
「値段を安くしたら良いのかな?」
「よい商品をつくれば、売れるんじゃないの?」
ビジネスが上手くいっていないと、何から手を付けたら良いのか、迷ってしまいますよね・・・
『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を読むことで、コーヒーショップのビジネスが知ることができて、戦略・マーケティングが学べます!
ちなみに、コーヒーについても詳しくなりますwww
コーヒーショップの具体例を知れることで、自社でのマーケティング・戦略を考える参考になりますよ!
- ドトールの戦略 / 隠れたニーズ / マクドナルドのコーヒー
- スタバらしさ / ネスレの収益のポイント / セブンカフェ
- サードウェイブ / マーケティング3.0 / スタバのCM(本記事)
+『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』のNOVOの感想
この記事では、『サードウェイブ / マーケティング3.0 / スタバのCM』を解説しています。
サードウェイブ / マーケティング3.0 / スタバのCM
サードウェイブ 【新しい波】
コーヒーが日本に浸透する中で、いくつかのターニングポイントがありました。
ファーストウェイブ
まず、コーヒーはエチオピアで生まれ、16世紀ごろにヨーロッパに伝わりました。
20世紀、コーヒーの大量生産・大量流通が始まり、家庭で飲まれるようになりました。
その頃の代表メーカーは、ネスレです。
セカンドウェイブ
1970年代、スターバックスが誕生しました。
大資本による大量流通により、品質をそろえるコーヒーの標準化が行われました。
複数のコーヒー豆をブランドすることにより、均一な味を提供できるようになりました。
サードウェイブ
2000年代には、コーヒー豆の個性を活かすために、ブレンドではなく、豆単体で飲む「シングルオリジン」とう考え方が誕生しました。
また、「豆からカップまで」というコーヒー豆の流通の徹底的な透明化を目指しています。
このように段階を経て、日本にコーヒーが浸透してきています。
現在は、サードウェイブの波がきていて、コーヒー文化も少しずつ変化していっています。
よりコーヒー豆の個性を活かすような文化にシフトしていますね!
マーケティング3.0 【サスティナブル】
お客様へのマーケティングも、時代背景の変化に伴って、変化しています。
マーケティング1.0
物不足の時代のマーケティングです。
物不足の時代のため、良い製品をつくれば売れる時代でした。
マーケティング2.0
物不足が解消されてきた時代のマーケティングです。
物不足が解消されたため、消費者を満足させることに重きが置かれました。
モノがあふれているため、消費者は製品を比較したり、より良いモノを求め始めました。
そのため、製品の差別化などが求められるようになりました。
マーケティング3.0
現代のマーケティング手法で、2.0から3.0に移行しつつあります。
消費者が満足する商品が多くなってきたため、お金を使うところに意味を求めるようになってきました。
同じような商品であれば、意味のあるお金の使い方をしたいという考え方です。
『世界をより良くする』というマーケティングで、「環境にやさしい『いろはす』を飲んで、環境保全に貢献しよう」といったマーケティングです。
時代の変化で、消費者が変わり、それに併せてマーケティングも変化していってますね!
スタバのCM 【お金をかけない広告】
広告といえば、たくさんのお金が必要なイメージがありますよね?
しかし、スターバックスは、広告にほとんどお金をかけていません。
たとえば、アメリカのスターバックスはマクドナルドから、ネガティブキャンペーンをしかけられましたが、対抗するような広告は出しませんでした。
それは、ネガティブ広告に対して、ネガティブ広告で対抗したとしても、賢い消費者にはあまり意味がないと考えたからです。
ネガティブ広告への対抗策は、スターバックスらしさを追求することでした。
スターバックスは、2008年11月に大統領選挙が予定されていたので、そこで広告を出すことにしました。
大統領選挙の事前調査では、54%との低い投票率が予想されていました。
そこで、スタバは『投票に行ってきた、とお店で言えば、トールサイズ1杯差し上げます』とのテレビCMを1回だけ流しました。
その結果、CMはSNSでバズり、普段の2.5倍もの200万杯も飲まれました。
この手法は、心に訴えかけるブランドスパークと言われ、スタバは過度な売り込みをしないで、人々の心に訴えかける手法を編み出しました。
Twitter、YouTubeなど、最近ではお金をかけなくても、マーケティングができるようになってきました。
まとめ
コーヒーという商品、マーケティング、広告など、時代背景の変化、消費者の変化に従って、どんどん変化していきます。
変化についていくことによって、また変化をつくることで、よりよりビジネス・マーケティングを行っていきましょう。
『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』では、物語をとおして、戦略・マーケティングなど、1杯のコーヒーにさまざまなモノが詰め込まれています。
変化していない領域で、新しい手法を試してみるのも面白そうですね!
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- サードウェイブ / マーケティング3.0 / スタバのCM(本記事)
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