この記事を読めば、『マーケティングのフレームワーク』を語れます
- マーケティングの用語を知りたい人
- マーケティングのフレームワークを知りたい人
- マーケティングの仕事に関わっている人
※初心者には難しいかもしれません。
『基本がわかる実践できる マーケティングの基本教科書』は、マーケティングのフレームワークなどを実践的に使えるように、紹介してくれています。
また、マーケティングの用語を、いろいろと紹介していますので、仕事などでマーケティングに関わる方は、読んで損はないと思います。
フレームワークって、考えの型なので、モレなくダブリなく考えることができますよね!
この記事では、『基本がわかる実践できる マーケティングの基本教科書』で紹介されているフレームワークの一部を解説しています。
マーケティングのフレームワーク
STP理論で状況把握
⇓
3Cでポジション設定
⇓
4Cで施策の設定
の順で、フレームワークを活用しましょう!
STP理論
企業環境の分析
企業を巡る環境をしっかり把握しましょう。
一企業の力では、環境変化を引き起こすことは簡単なことではありません。
そのため、環境変化を予測し、適応することで、永続的に高い価値を創出することができます。
S:セグメンテーション
セグメンテーションとは、顧客を分類することです。
作ったものを売るのではなく、売れるものを作るために、売り先である顧客を分類します。
顧客を、ニーズで分類し、商品に対してどのようなニーズを持っているのかを確認します。
T:ターゲティング
ターゲティングは、セグメンテーションで分類した顧客の中で、注力する顧客を選ぶことです。
全顧客に対して注力するのは、経営資源などの側面から、不可能です。
そのため、特定の顧客グループを設定し、そのグループに注力することで、顧客から選ばれやすくします。
P:ポジショニング
ポジショニングは、ターゲットとなる顧客に対して、自社の特徴を印象付けることです。
ターゲット顧客に対して、「〇〇はこんな時に役立つ」「△△で困ったときは〇〇」などの商品の位置づけを明確にする活動です。
マーケティングミックス
ポジショニングを具体的に実行することです。
ターゲットにあったマーケティングを行い、相乗効果を狙います。
3C分析によるポジショニング
ポジショニングは、ターゲットとなる顧客に対して、自社の特徴を印象付けることです。
ポジショニングを、考える上で、3Cの視点が重要です。
Customer:顧客
どのような顧客ニーズに着目するか?
顧客のニーズには、幅と深さがあります。
ニーズの幅とは、ニーズを持っている人がどのぐらいいるのかということです。
ニーズを持っている人が少なければ、ビジネスは成立しません。
ニーズの深さとは、深刻度合いのことです。
困っていても解決しなくても問題ないことに取り組んでも、ビジネスにならないため、困っていて解決したいニーズを探します。
Competitor:競合企業
競合企業は、どのようなニーズを解決する商品を展開しているのか?
競合企業が、どのような顧客のどのようなニーズに対して、どのように対応しているのかを分析します。
- 【同業他社】【直接競合】自社と同一の顕在ニーズに対して、ほぼ同一の商品・サービスを提供している
- 【トレードオフ競合】自社と同一の顕在ニーズに対して、提供する商品・サービス形態・ビジネスモデルが異なる
- 【代替品・新サービス】潜在ニーズに対して、商品・サービスを提供している
Company:自社
自社がどのように解決するか?
競合企業と同じ解決方法では、二番煎じとなって、自社が選ばれません。
そのため、顧客ニーズに対して、競合企業と異なるアプローチをするために、自社の優位性や強みを把握します。
4P理論によるマーケティングミックス
STP理論で設定したポジショニングを具体的な施策とするために、4P理論で考えます。
Product:商品
ターゲット顧客のニーズを解決し、ポジショニングを実現するために、どんな商品を企画するべきか検討します。
自社の強みを活かして、どのようにニーズを解決するのか、どの程度の品質とすべきか、どのような機能が必要か、ネーミング・パッケージ、商品のデザインも含めて総合的に検討します。
Promotion:販売促進
商品・サービスの価値をターゲットに伝えるための具体的な手段を検討します。
主な手段は、テレビやインターネット広告などですが、予算内で最大限の成果が得られるように効果測定を行いながら進めます。
Place:流通
物理的に商品・サービスを顧客まで届ける手段を検討します。
スーパーやコンビニで、商品を陳列してもらったり、インターネット通販も有効な手段となります。
Price:価格
商品をいくらで提供するか、価格を設定します。
競合商品の価格を考慮しながら、ターゲットとする顧客の立場で価格設定を行うことがポイントです。
基本がわかる実践できる マーケティングの基本教科書 まとめ
『基本がわかる実践できる マーケティングの基本教科書』で紹介されているフレームワークの一部を解説しています。
SPTや3C、4Pなど、マーケティングでは、いろいろなフレームワークがありますが、むやみやたらにフレームワークを使っても、意味がありません。
フレームワークの意味を理解して、適切に使うことで、フレームワークを効果的に使うことができます。
『基本がわかる実践できる マーケティングの基本教科書』では、いろいろなフレームワークを紹介しています。
マーケティングの用語も、たくさん書いてありますので、用語がわからない場合などに読んでみるのも良いかもしれません。
初心者には難しいかなと思いますので、仕事などでマーケティングに関わっている方などにおすすめかなと思います。
このブログでは、他にもマーケティングの本を紹介しています。
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