この記事は、青山学院幼稚園・東洋英和幼稚園・枝光会附属幼稚園を2🌸の経験者が書きましたので、お役に立てると思います。
この記事は、幼稚園受験を経験して感じたことを書いてあります。
この記事は次の方々におすすめです
・幼稚園受験をするか迷っている方
・幼稚園受験をしたことがない方
・幼稚園受験のイメージがわかない方
有名大学の付属幼稚園に入学することで、大学までエスカレーター式で進学できるのが幼稚園受験の特徴です。
そのため、幼稚園受験に向けてしっかり準備したいと思うのは、当然のことです。
この記事を読んで、幼稚園受験についてイメージがつかめると思います!
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幼稚園受験で思ったことは?
幼稚園受験が終わって率直に感じることは?
幼稚園受験が終わって感じたことは、受かれば合格、落ちれば地獄です。
もちろん、合否だけをゴールにせず、娘の成長を目標にがんばってきましたが、落ちてしまえば、そんなきれいごとは言っていられないかなと…
ご縁がもらえないと、後悔しか出てこないです…
願書・面接・考査、どれが良くなかったのか…
どうすれば、ご縁をいただけたのか…
逆に、ご縁をいただけたら、願書・面接・考査で多少の粗があっても、まったく気になりません。
結局、受験は結果がすべてになってしまうのでしょう…
もちろん、娘の前では、落胆などは見せることはせず、いつも通りに過ごすことを心がけております。
ご縁をいただけなければ、後悔しかでてこないので、幼稚園受験をされるかたは死力を尽くして準備された方が良いかと思います!
幼稚園受験は、親の受験
幼稚園受験を終えてみて、改めて親の受験だったなと、感じます。
2歳~3歳の子供の受験ですので、子供は基本的に親が指導する通りに動きます。
例えば、面接で子供が上手に回答できるようにと、何が正しい、何が間違っているということを子供に伝えていると、子供は親の顔色を見ながら回答するようになり、言葉が上手に出てこなくなります。
また、初めての場所で緊張してしまう子、初めてのお友達と上手に遊べない子は、プレイルームや公園などに行く機会が少なく、初めての場所やお友達と交流する経験が少ないのかなと思われます。
もちろん、子供の素質などもあるとは思いますが、親がどのように育ててきたのかで、子供の行いも大きく左右さると思います。
そのように、親がどのように子供に接するか、どのように子供を育てるかが問われる場が、幼稚園受験だと思います。
また、願書の内容や、面接での両親の受け答えなど、家庭の雰囲気と、幼稚園の教育方針がマッチしているかなども見られるため、両親が試験される場となります。
親がどのように子供を育ててきたか、親がどのような人なのか、それを試されるため、幼稚園受験は親の受験なのだなと思います。
ネットで調べてみても、幼稚園受験は親の受験とあり、実際に受験してみて、やっぱり親の受験だったなと再認識しました!
幼稚園受験は、運の要素も大きい
やっぱり、幼稚園受験は運の要素も大きいと思います。
お子さんと幼稚園の相性や、お子さんの受験日のコンディションに大きく左右されると思います。
中には、有名幼稚園にお兄ちゃん・お姉ちゃんが通っていても、弟くん・妹ちゃんが受験の時に、一言も話さないなどあり、幼稚園の相性は個々人で変わってしまうのかなと…
また、2歳~3歳ですので、成長過程で自我が芽生えたり、好き嫌いがでてきたり、変化の多いときです。
例えば、夏には上手に椅子に座ってお絵描きをできていた子が、受験の秋にはじっと座っていられない、ですとか、
夏には、お友達を気にせず遊べていたのに、秋ごろに自我が芽生えて、お友達からおもちゃを取ってしまうようになってしまったり…
もし受験の日が1か月前だったり、1か月後だったら、合格者の半分以上が変わってしまうのが幼稚園受験です。
そのぐらい、受験の時期、受験の日に左右される幼稚園受験ですので、運の要素がとても大きいと感じます。
もちろん、日々の教育などで変えられる部分も大きいので、100%運ということはありませんが、運の要素が大きいことも事実です。
幼稚園受験のために、たくさん努力をしたのに、運に左右されるのは、なかなか辛いものがあります…
幼稚園受験をして良かったと思うこと
娘の成長を感じた
まず、幼稚園受験をして良かったことは、娘の成長を感じたことです。
私自身、幼稚園受験を経験したことがなく、娘を伸び伸びと育てようというタイプで、妻も厳しいという感じでは子育てをしておりませんでした。
しかし、幼稚園受験では、面接で大人からの質問を上手に回答したり、考査でお友達と上手に遊ぶことが求められます。
そのため、受験用の幼児教室に通うと、まずはしつけや面接の練習をたくさんします。
しっかりイスに座ってお絵描きをするとか、順番を守って平均台に乗るですとか、お名前・年齢・好きな色を先生に答える、などなど。
それを通して、両親が甘かったしつけの部分を、幼児教室で鍛えていただけたかなと思います。
また、幼児教室自体を、とても楽しんで通えていたので、先生との交流や、お友達と一緒に遊ぶことなど、良い人間関係の中で成長できたかなと思います。
良い人間関係が築けた
人間関係に関しては、子供だけではなく、ママ友が増えて、情報交換ですとか、一緒に子供を遊び、高められる仲間ができたのかなと思います。
もちろん、ママの性格にもよりますが、幼稚園受験をされるママはとても意識が高く、互いのお子さんをしかったり、ほめたり、一緒に過ごすことで、よい刺激を受けられます。
そのような、人間関係が増えたことが、幼稚園受験をして良かったこととなります。
子育てについて深く考えた
幼稚園受験をする上で、願書の内容を考えたり、面接の回答の準備をする必要があります。
そのような準備の中で、自分が子供に願っている将来はどのような将来像だろうか?、子供に合う幼稚園はどこだろうか?と自分自身の子供時代を振り返りながら、自分自身が大切にしているコト・モノを考えたり、子供の成長について考えたり、子供自身がどのような子供かを考える良い機会となりました。
漠然と考えていた子育てについて、両親でじっくり話し合えたのが良かったと思います。
小学校受験・中学校受験を回避できた
附属の幼稚園に合格したから言えることですが、小学校受験・中学校受験を回避できたことは良かったことかなと思います。
小学校受験は、2年間かけて準備して、ペーパーや運動など朝から夜まで勉強や練習する必要があり、3歳~6歳のお子さんにはハードなスケジュールをこなす必要があります。
また、中学校受験は、小学校4年生から準備して、中には小学校1年生から準備して、平日も休日も寝る間も惜しんで勉強する必要があります。
特に都内は中学校受験が過熱しすぎている風潮もあります。
そのため、小学校受験・中学校受験を回避できたことは良かったなと思います。
※幼稚園受験を考えたきっかけも、中学校受験を回避したかったことが始まりでした。
幼稚園受験をして後悔していること
運の要素が大きすぎるのでは?
幼稚園受験は、運の要素が大きすぎるのではないかと思います。
もちろん、2歳~3歳のお子さんの受験ですので、運の要素が出てきますが、
特に3年保育の場合は、1か月でお子さんの状況がガラリと変わりますし、もしかしたら1週間で状況が変わります。
できる方向・良い方向に変わればよいのですが、
中には自我が芽生えてきて、お友達のおもちゃを取ってしまうなど、いいことばかりではありません。
※成長の過程で、出てくる変化なので悪いわけではありませんが、幼稚園受験では良いことではありません。
例えば、夏にはしっかり座って授業を受けていた子供が、秋ごろに教室を飛び出してしまうようになってしまったりとか、
おもちゃを取られても何も気にしなかった子が、おもちゃを独占するようになっていたりですとか、
なにも幼稚園受験のタイミングで出てこなくても…とは思いますが、親がお子さんの成長のタイミングを選べるわけもありません…
時間もお金もかけて、努力して、努力して、そして最後は運…
ご縁をいただけたら良いですが、ご縁をいただけなかった時の喪失感は計り知れないものがありました…
また、特に集団考査ですが、どのようなお友達と考査をするかも、運の要素が大きいです。
幼稚園受験するのは、幼児教室に通われているお子さんだけではなく、近所だからもしかしたらご縁が頂けるかも!と受験する方、
(受験しなければ100%合格をもらえませんので、積極的に受験した方が良いとは思っております)
お姉ちゃんの小学校受験・妹ちゃんの幼稚園受験のために、男の子を女子校を受験させる方など、
幼稚園受験にそこまで労力をかけていない方が、ワンチャン受かったら良いなと思って受験する場合もあります。
そのようなお子さんと集団考査が一緒になり、もめごとを起こしてしまうと…
(もちろん、もめごとを起こさないように我が子をしつけることは前提になりますが…)
そのように、運の要素が大きい幼稚園受験ですので、
ご縁をいただけなかったとしても、そのタイミングが幼稚園受験に向かなかっただけと思って、わりきらないと辛いかもしれません…
妻を支えきれなかった
幼稚園受験での優先順位が、妻と私とで食い違ってしまい、妻を支えきれなかったのが後悔となっております。
私は面接・願書を完璧にすれば、考査などは運だと思っておりましたが、
妻は、面接・願書は後回しで、娘の考査に力を注ぐべきと思っていたようです。
(受験が終わって、いろいろと話をする中で、判明しました…)
そのため、面接・願書を、早めに準備したい私と、なかなか取り掛からない妻、
娘には伸び伸び成長してほしいと思っている私と、娘のしつけを厳しく行う妻
面接・願書の準備をしない妻に、私はイライラし、
娘を伸び伸びとさせる私に、妻はイライラしていたそうです。
幼稚園受験に向けてお互いに努力しておりましたが、努力のベクトルが違ったために、
お互いがお互いにイライラして、家庭が不穏な雰囲気になってしまった時期がありました…
(不穏な雰囲気で受験を合格できるとは思えないので、恥ずかしい気持ちもありましたが、幼児教室の先生に連絡して、妻と私にそれとなくお話をしてもらい、方向修正を行いました)
夫婦で受験に対する認識が異なる場合は、どうしても足並みがそろわなくなってしまうと思いますので、そのような時には、夫婦だけで解決しようとすると、険悪な状況になりかねませんので、積極的に幼児教室の先生に状況をお伝えして、良い方向にもっていった方が良いと思います。
(幼児教室の先生も、家庭の雰囲気は合否に直結するとわかっているので、それとなく介入して、良い方向に導いてくれました)
ご縁をいただけなかった場合の心構えができていなかったかも
受験は、
合格したら、万事OK!何をしても何をしてなくても、ハッピー!
不合格なら、後悔しかない…しなかったことを悔やみ、したことを悔やむ…
そのように、思っております。
もちろん、娘の成長という第2のゴールも掲げていましたが、
実際にご縁をいただけなかった時には、もう力が出ませんでした…
(それでも娘の前では、いつもどおりにふるまいましたが…)
ご縁をいただけなかった時には、願書や面接をもっと違うようにしていたら、合格をもらえたのではないか…と悩みました。
もちろん、願書や面接の準備をしているときにも、やりきらなかったら後悔すると思って、全身全霊で準備しましたが、不合格になってからは後悔の念が出てきております…
最大限努力しても、後悔は出てきてしまうかもしれませんが、
実際にご縁をいただけないと、すべての力が抜けて、黒い感情が心を支配するようになってしまいますので、
そのような経験をしないためにも、最大限の努力を心掛けて、
自分はここまで準備した!と心の底から思えるぐらい、努力することをお勧めします!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
幼稚園受験が終わって、感じたこと・思ったことを、書き連ねました。
幼稚園受験に向かって努力されている方・幼稚園受験を検討されている方、状況はいろいろとあるかと思いますが、後悔しない選択・後悔しない努力を心掛けてみてください!
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