記者会見での質疑応答
自民党提言にあったような相手国の領域でのミサイル阻止能力を検討する場合はですね、周辺国からの理解というのは重要になってくると思われますが、現状では特に中国や韓国といった国からは、防衛政策の見直しについて、十分に理解を得る状況ではないようではないかと思いますが、今後もし理解を得る際に、必要だと思われることがあればお願いします。
すみません。
周辺国ってどこのことですか。
主に中国や韓国になります。
主に中国がミサイルを増強しているときに、何でその了解がいるんですか。
すみません、韓国に関してはいかがですか。
何で韓国の了解が必要なんですか。我が国の領土を防衛するのに。
~~中略~~
幹事社の質問は、あくまでも中国海警局の公船と漁船の行動についての質問で、それに対して大臣は海保と連携して必要な場合にはしっかり行動をとってもらいたいと。
どういう想定でどういう行動のことを考えてらっしゃるのでしょうか。
手の内は明かしません。
非常に国の行先を左右するような重要な問題なので、我々に説明して、国民に説明する義務があるんじゃないでしょうか。
手の内を明かすことは差し控えます。
でもそれは、そんなことを言っていたら国の命運は全て防衛大臣の手中にある、あるいは総理大臣の手中にあるというふうになるので、極めて危険な発想だと思うのですが。
そうは思いません。
自衛するために中国・韓国の理解が必要?
上の会話は、2020年8月4日午前に、ミサイル防衛に関しての記者会見での一場面です。
河野大臣は、「中国・韓国に理解を求める必要があるのではないか?」という質問に対して、「なぜ理解を求める必要があるのか?」と強い口調で答えました。
また、河野大臣は、「具体的な対応策を教えてください」という質問に対して、「手の内を明かすことは差し控えます。」と質問に回答しませんでした。
河野大臣の対応について、ネットでは賞賛の嵐です。
まとめ
河野大臣の記者会見は、頭の回転が速く的確な回答をされるので、素晴らしいですよね。
河野氏は何も突拍子もない事を言っているわけではなく、むしろ当たり前の事を言っただけですが、即座に回答しているのがさすがですね。
会見の中で出てくる「中国がミサイルを増強している」については、下記の記事で紹介してますので、ぜひ確認してみてください。
コメント